廃棄物利用関連(セメント原燃料化)

廃棄物利用関連(セメント原燃料化)

地球環境の環境負荷低減及び循環型社会の推進に向け、産業廃棄物・一般廃棄物をセメント製造における燃料・原料化する先進技術を中心に他の分野にも適応を図る様、各種システムのエンジニアリングを提供しています。

廃タイヤ処理設備

廃タイヤをリサイクル燃料としてキルンに投入する設備です。
ヤードに野積みされた丸タイヤをコンベアで輸送し、振動コンベアにてタイヤの段積み状態を解消し、ローラコンベアにてタイヤを整列させ、1本ごとに切り出し可能にすることにより、リフトコンベアへの供給をスムーズに行います。その後計量機を介し投入シュートにてキルンへ送入します。丸タイヤを破砕したチップタイヤを使用するケースもあります。

廃プラスチック代替燃料化設備

廃プラスチック(以下廃プラ)は従来最終処分場に、埋立て処理するのが一般的でありました。 国内的な最終処分場の確保の困難性と、化石燃料がいずれ枯渇することの予測から、省資源と省エネルギー対策として、廃プラの有効活用を図っております。

特徴

  1. 収集された廃プラを、金属、石等の異物を除去し、10~20mm程度に破砕し、定量的に切り出して、キルンまたは仮焼炉に投入し、燃焼させることにより代替燃料として利用します。
  2. 定量的な切り出しは、計画の設定値に対し、廃プラの重量を計量しながら、引き出す装置で、キルンの燃焼量と、連動させ自動的に連続運転を実施します。
  3. 切り出された廃プラは、一般的にルーツブロワー等を利用した空気輸送機により、燃焼箇所まで移送し、キルン内で焼却されます。
  4. 弊社は太平洋セメント株式会社と共同して、廃プラの処理に対する技術の確立を図り、関連の工場に、廃プラ処理設備を導入しました。
  5. これらの実績に基づき、廃プラの種類、性状と形状の相違に対し、最適な破砕機の選定と、安定した燃焼への機器の提供、設備配置の計画から、工事実施までの一連の技術を提供いたします。

廃油処理設備

廃潤滑油、固形油、食用油脂等、種々の廃油をリサイクル燃料としてキルンに投入する設備です。
タンクローリで受入れた廃油をタンクに貯蔵し、抽出ポンプで窯尻またはキルンに投入します。

廃木材処理設備

廃木材をリサイクル燃料としてキルンに投入する設備です。
建設廃木材や生木をダンプで受入れて屋内で貯蔵します。貯蔵された廃木材を1次破砕機で粗破砕し、釘等の金属片を磁選機で除去した後、2次破砕機で細破砕し、ロータリースクリーンで篩下の木屑をコンベアで引き出します。木屑は計量機を介し投入シュートにてキルンへ送入します。

建設廃土処理設備

廃木材をリサイクル燃料としてキルンに投入する設備です。
建設廃木材や生木をダンプで受入れて屋内で貯蔵します。貯蔵された廃木材を1次破砕機で粗破砕し、釘等の金属片を磁選機で除去した後、2次破砕機で細破砕し、ロータリースクリーンで篩下の木屑をコンベアで引き出します。木屑は計量機を介し投入シュートにてキルンへ送入します。

下水汚泥運搬用コンテナ

脱着装置付コンテナの専用車(アームロール車)に積載して、下水汚泥水ケーキを運搬するコンテナです。
上部には開閉式の天蓋を設け、油圧又は電動装置にて開閉可能です。 汚泥排出部にはパドルスクリューを設け、一箇所より排出するようにしています。

納入実績